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  働かなくてもいい社会を  実現するには?

人間が仕事をしなくても社会がまわる現実的なしくみについて書いていきます。

無料になる3Dプリンターでの製造

生産の民主化 エネルギー シェア 工業 輸送 限界費用ゼロ社会

 

 

 

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限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭

 

 

(限界費用ゼロ社会より引用)

 


The Zero Marginal Cost Society - Jeremy Rifkin

 


ENVIENTA Open Source Ecology - Introduction

 


ENVIENTA 3D - ECOLUTION IN PROGRESS

 

 

3Dプリンティングは、従来の中央集中(大量生産)型の製造とはいくつか重要な点で異なる。

第一に、ソフトウェアの制作を抜きにすれば、人間による関与がほとんどない。

したがって3Dプリンティングは「マニュファクチャー(手で作られた)」というよりも

「インフォファクチャー(情報による製造)」と呼ぶのがふさわしい。

 

第二に、知的財産権の保護をなくすことによって、製品をプリントするコストが大幅に削減されるので、特許コストを考慮する必要がある従来企業より有利である。

さらに3Dプリンター本体も、コンピュータ、太陽光パネルと同じく、

どんどん性能が良くなりながら価格は下落していくだろう。

 

第三に、3Dプリンターによる製造は付加のプロセスであるのに対して、

従来の工場での製造は除去のプロセスである。

除去のプロセスというのは、原材料が切り刻まれ、選り分けられ、組み立てられるので、その過程でかなりの量の原材料が無駄になる。

反対に、付加のプロセスでは材料を一層ずつ積み重ね、製品を丸ごと作る。

付加のプロセスは除去のプロセスに比べて、10分の1しか材料を用いないので、

3Dプリンティングは効率と生産性の面で断然有利だ。

 

第四に、3Dプリンターを用いれば、製品をカスタマイズし、最小限のコストで注文通りの製品をたったひとつ、あるいはほんの少数だけ作ることも可能だ。

 


3Dプリンターが描く未来の動画 - the future of 3D Printer innovation ...

 

 

 

第五に、3Dプリンティング運動は、持続可能な生産に非常に熱心で、

耐久性、リサイクル可能性、無公害の材料使用に重点が置かれている。

 

第六に、無料の再生可能エネルギーを3Dプリンティングの動力源とすることができる。マーケティングのコストもグローバルなウェブサイトのおかげで急落し、限界費用ゼロで広告でき、中小企業も大企業と同じ舞台に立つことができ、わずかなコストで世界中のユーザー市場に手が届く。

 

第七に、無料の再生可能エネルギーを業務車両の動力源とし、

サプライチェーンや、完成した製品の輸送コストを大幅に削減できる。

 

 

エネルギー・インターネット、コミュニケーション・インターネット、輸送・インターネットに3Dプリンティングが組み合わさることで、世界中の誰もがプロシューマー(producer+consumer)(生産消費者)となり、オープンソースのソフトウェアを利用し、使用やシェアの目的で自ら製品を生産することになる。

生産過程では、従来の製造過程の10分の1しか材料を消費せず、製品を作るのに

人間の労働を必要としない。

生産に用いるエネルギーは、現場あるいは地元の再生可能エネルギーから限界費用ゼロで生産され、できた製品はグローバルなマーケティングウェブサイトでこれまた限界費用ゼロで販売される。

そのうえ、製品は、地元で作られた限界費用ゼロで生産されたエネルギーを用いる

電気自動車などの輸送手段でユーザーに配達される。

 

 

3Dプリンティングを真にローカルな自給自足のプロセスには、フィラメント(材料)を作るのに用いられる供給原料が豊富にあって、地元で入手できなくてはならない。

 

(引用ここまで)

 

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以前の記事で紹介した大麻から作られるヘンププラスチック。

大麻草は放っておいてもウジャウジャ生えてくるので、フィラメントの材料としてはうってつけだと思う。

 

paradism.hatenablog.com

 

 

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(再び引用)

 

3Dプリンターで必要なものはだいだい何でも作れる。

建物や自動車もプリントできるといったらあなたは信じるだろうか?

 


新居をダウンロード、英国で3Dプリンター使った住宅建設 - YouTube

 

 

 

現在建物を3Dプリンティングできる機械は1台数千万する。

安価な合成材料を用い、付加のプロセスを採用するので、従来より材料も人間の労働も大幅に少なくて済むため、標準的な建築工事に比べて、新しい家を建てると、コストをはるかに低く抑えられる可能性がある。

 

3Dプリンティングは、砂や岩、さらにはあらゆる種類の廃棄された使用済みの品々という、地球上で最も安価で、しかも地元で調達できる建築材料を用いるので、従来の高価な建材や、それを現場に輸送するコストをなくせる。

 

同じく付加のプロセスで積み重ねて建物を作っていくので、材料がさらに節約できる。

 

建築家に設計を依頼するとかなりの時間と費用がかかるのに対して、

3Dプリンターのオープンソースのプログラムは無料だし、従来の工法とは異なり、ほとんど人手を必要とせずに建物の骨組みを組み立てられるし、時間もほんのわずかで済む。

さらに3Dプリンターを動かす動力源には無料の再生可能エネルギーを用いればいい。

 

少なくともそう遠くない将来には、小規模な建物の建設には、近辺の岩や砂、リサイクル可能な材料、その他の供給原料を集めるためのコストしかかからなくなることは、十分考えられる。

 

 

 

 また自動車を3Dプリントする試みもすでに行われている。


【BBC】 3D印刷で作った車に乗ってみた 高級セダンのような - YouTube

 

 人間はあちこち動き回るための移動手段を必要とする。

3Dプリントした自動車第一号の「Urbee」はすでに実地試験に入っている。

Urbeeの製造とその動力源を再生可能エネルギーで賄うことは、

このような車が主流となる経済や社会の流れを示している。

 


Urbee - First 3D Printed Car Body Goes For A Test ...

 

 自動車を従来の工場で作るときと3Dプリンターで作るとき、

どう違いがあるのか?

 

従来の工場では、除去のプロセスなので、材料の無駄が多かった。

さらに自動車自体は何百という部品からできており、組み立てには時間も労力も必要とした。

さらにできた自動車を各地の販売業者に輸送しなければならず、輸送コストがかかる。

 

これに対して、3Dプリンティングの自動車は、地元で手に入る無料の原料から造れるので、希少な原料にかかる高いコストやできた自動車を輸送したり保管したりするコストを不要にする。

シャーシとエンジンを除き、3Dプリント車の部品の大半は、3Dプリントしたプラスチックでできており、残りの部分は労力や時間をかけずに製造できる。

 

 

 

 新しい3Dプリンティングは「極限生産性」を表す革命の一例だ。

製造が大衆化されれば、誰もが生産手段へのアクセスを得るので、

誰が生産手段を所有して支配すべきかという問いは的外れとなり、

それに伴って資本主義も時代遅れになる。

 

この流れはファブラボが登場することでデジタル製品の大衆化に向けて大きく踏み出した。http://fablabjapan.org/

ファブラボでは誰にでもそこの道具や製造設備、3Dプリンターを使ったりできる。

途上国の遠隔地では、単純な道具やモノを製造できるだけでも、経済的福祉が著しく向上できる。