働かなくてもいい社会を実現するには?

地球解放を目的とする組織「レジスタンスムーブメント」の公式ブログ「The Portal」の記事を翻訳しています。

医者中心から患者主導の医療へ

 

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(限界費用ゼロ社会より引用)

 

寝床や衣服、食料をシェアするというのは、人々の日常生活の

かなり個人的な側面に触れる行為だが、医療データの共有は、

コモンズにアップロードされるものの中で最も私的な領域にまで踏み込む

行為だと言える。

 

何百万人もの人々が、自分の病歴や現在の症状についての

詳細な個人情報をオープンソース化し、診断や治療などの情報をシェアしたり、

治療法を見つけるための研究で協働したりしている。

 

伝統的に医師と患者の間の私的関係、すなわち、

医師が診断を下し、受け身の患者はその指示に従うという関係だった医療は

突如として、分散型・水平展開型でピアトゥピアの関係に姿を変えた。

 

(略)

 

患者主導の医療は、

自分の症状がどういった病気に該当するのかを突き止めようと、

その症状についてインターネット上で検索する人が増えるにつれて、

自然発生的に始まった。

 

そうした中で、患者たちはインターネット上で同じような症状の人に出会い、

お互いの情報をシェアするようになった。

 

(略)

 

患者主導の医療サイトは、きわめて個人的な事情から派生したものが多く、

希少疾患を取り上げていることもしばしばあり、

そうした疾患の認知度は低く、治療法や治療薬の研究はさらに不足している。

 

癌の研究者であるディミトリ医師は、

インターネットを通じて世界中の患者を結びつけるという手法に

興味を抱いていた。

 

彼はこうしたデータから稀な疾患の性質や経過に関する

ある種の「集合知」のようなものが明らかになり、

治療法の作成や治療薬の開発に役立つのではないかと期待していた。

 

(略)

 

患者主導の医療研究は、ビッグデータアルゴリズムを活用して

健康状態のパターンや健康の影響を見出だすので、限界費用ゼロで着手できる。

 

 医師による承認の有無に関わらず、まったく問題なく自らの手で力を

得られる患者たちが増えてきていることは、もはや明白そのものだろう。

 

現在オンライン上には何百ものオープンソースの医療コモンズが存在する。

 

これらから入手可能になるかもしれないビッグデータは、

情報の宝庫であり、適切なプライバシー保護の下、

オープンソースの患者主導型コモンズで活用されれば、

医療の分野に革命をもたらすかもしれない。

 

ビッグデータを活用すれば何千億円もの医療費を削減できる。

 

(略)

 

またゲノム医療という新分野で、DNA塩基配列決定の費用低下を受けて、

個人が同じようなDNA配列を共有する人々と接触を保つために

活用しうるビッグデータのライブラリーが、実現可能になりつつある。

 

将来には、誰もがグローバルな医療コモンズの検索エンジンにアクセスして

自分の遺伝子情報を登録し、似たようなゲノムを持つ適合群を見つけて、

生涯にわたる健康リスクに関する詳細な情報や

健康を回復・維持するためのに最も効果的なカスタマイズ方式の

医学的治療の概要を限界費用がゼロで受け取れるようになるだろう。

 

(略)

 

最後に医療処置の中でもきわめて高額な部類に入るのが、臓器移植である。

 

この分野でさえも、医学の新たな飛躍的進歩が、コストを大きく引き下げる

可能性を高めつつある。

 

組織や臓器を移植する必要が生じた場合、限界費用ゼロで

3Dプリンターを用いて作製することが遠からずできるようになるのだ。

 

(略)

 

ドナー(提供者)の細胞を移植するのではなく、

患者自身の体から採取した細胞を使用して組織を再生すれば、

移植に伴う拒絶反応を避けられる。

 

現在の高額な医療、

「その多くは未発達で、重要な情報を欠き、コストも高い」は

ビッグデータ文化と限界費用がゼロの社会では、過去の遺物となる。

 

このように今後見込まれる医療の大衆化によっても、

コモンズの厚みが増し、コモンズの存在がより顕著になっていくだろう。

 

(引用終わり)

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集合知を治療に利用する

http://social-design-net.com/archives/6795 

 

 

 


3Dプリンタで臓器モデルをオーダーメイド 神戸大学 杉本真樹医師

 

 


Introducing Cue

 

 

 今までの治療や予防医学は、

「この病気だったらこの薬」「健康サプリならこれ」

といってもメイカーがトップダウンで提供するものしかなかった。

 

この記事のように、人それぞれにカスタマイズされた

治療、予防医学を提供できるような医療を目指していきたい。