働かなくてもいい社会を実現するには?

地球解放を目的とする組織「レジスタンスムーブメント」の公式ブログ「The Portal」の記事を翻訳しています。

協同組合の復興

 

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(限界費用ゼロ社会より引用)

 

協同組合について最初に理解すべきは、

民間企業が営利の事業体として活動する構造になっているのに対し、

協同組合はコモンズとして活動するように設計されている点だ。

 協同組合は競争ではなく協力を、

狭量な経済的私利ではなく広量な社会的責任を原動力にしている。

協同組合ではコモンズ方式の管理が実践されている。

 

(略)

 

資本主義市場とそれに伴う人間の行動は競争的で自己本位という

考え方が支配的な世界では、協働や公正さや持続可能性を

基礎とする協同組合のビジネスモデルに人々が惹かれるかもしれない

という考え自体が、救いようもないほど非現実的に思える。

 

だが、人類の多くはすでに、経済生活の少なくとも一部を

コモンズで活動する協同組合方式の組織で構成している。

ただ私たちは、それについて耳にしたことがないだけだ。

実際は、現在10億を超える人、つまり地球上の人間の7人に1人が

協同組合に所属している。

 

(略)

 

世界中の何億もの人が、協同組合から食べ物を買い、協同組合住宅に住み、

協同組合の金融機関で預金したりローンを組んだりしている。

 

 (略)

 

協同組合は、その輝かしい実績にも関わらず、営利企業に次ぐ二番手止まりだった。

中央集中型のコミュニケーション/エネルギー構造のために

莫大な資本が必要とされ、株式市場や債権市場で十分な額の資金を集められる

民間企業に有利に働いた。

 

協同組合は、小・中規模の事業者が販売や輸送、流通の経路を

シェアすることで下流部門の経費を削減する一方で、

原材料や財を上流部門の供給者からかなりの割引で購入するために、

金融資源を出し合って蓄えることにより生き残る方法だ。

 

市場の外で共有のコモンズにおける非営利事業体として活動すれば、

協同組合は財やサービスを低い限界費用で組合員に届けることができた。

 

今や、突然形勢が逆転した。

IoT(モノのインターネット)は何十万もの小規模事業者に有利に働く。

ただし、それは彼らが、生産者協同組合の形で団結し、

新しい分散型・協働型のコミュニケーション/エネルギー/ロジスティクス

可能になった水平型の利点を活かすことができればの話だ。

  

 一方、新しい経済インフラとパラダイム限界費用をゼロに減らせる見通しなので、

十分な利鞘を確保して利益を出せるかどうかに存続がかかっている民間企業の

先行きは暗い。

協同組合こそが、限界費用がゼロの社会で機能する唯一のビジネスモデルなのだ。

 

世界中のコミュニティで、何千という再生可能エネルギーの協同組合が生まれ、

地域や大陸間でシェアするための、ボトムアップのコモンズ基盤を確立している。

 

 

(略)

 

新しいインフラを効果的に機能させる秘訣は地元のコミュニティの賛同であり、

一般の人々の信頼を築き、新しいエネルギー・インフラに対する地元の支持を

得るためには、協同組合を活用するのが一番だ。

 

 

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成功の秘訣はつまるところ、住民が民主的に参加し、

コミュニティが所有することだ。

再生可能エネルギー協同組合は、設置される風力タービンの開発や

管理に関する決定に平等の発言権を持って加われるコモンズを提供したのだ。

 

住民は同時に共同所有者にもなったので、新たな再生可能エネルギー電力

の価格の低さという恩恵にもあずかれた。

また協同組合は、意思決定や管理に積極的に参加することで、

社会関係資本や信頼、善意が築かれたのだ。

 

 (略)

 

再生可能エネルギー電力コモンズの一員になった理由を聞かれると、回答者は

「自分自身と自分たちのコミュニティのエネルギーの将来に関する

計画立案に積極的にかかわりたいから」

と答える。

 

 

 (引用終わり)

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協同組合モデルの具体例はどこかで確認できるんだろうか?

「あ~あれか!」

と言えるものが私にはない。

 

やはり新しい考え方、知識を取り入れるときは

自分がすでに知っている何かと関連づける、結び付けることが

できるかどうかだと考えているので。

 

何かないかな~?

 

「 今現在、協同組合で働いている」

とか

「協同組合で商品を買っている」

とか誰かいないかな~?

 

 

 話変わるけど、原発にしろ火力発電にしろ中央集中型のエネルギーは

開発や管理に地元のコミュニティは関与できない。

無理矢理押し付けられたとしても、反対デモするくらいしかない。

 

ところが、再生可能エネルギーのような分散型のエネルギーは

この記事のようにコモンズ、協同組合を作ることで、

地元の人々が開発や管理、意思決定に参加したり、共同所有者になることができ、

価格の安さの恩恵にもあずかれる。

 

原発が危険なのもそうだけど、コモンズや協同組合のように、

地元コミュニティが積極的に関われるかどうかも大事なのかも。