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地球解放を目的とする組織「レジスタンスムーブメント」の公式ブログ「The Portal」の記事を翻訳しています。

(動画)米国のシリア攻撃のシナリオ (ロシアの報道)

 

www.youtube.com

 

 

2017年4月8日 ロシア第一放送 翻訳:森野剛

 

イドリブ県での化学兵器使用が、アメリカのシリアへのミサイル攻撃の公式の理由

 

ご存知の通り、アメリカが、シリア軍の基地を攻撃した公の理由は、イドリブ県への化学兵器の使用です。

調査結果を待つこともせず、はっきりした証拠もないまま、アメリカ合衆国と、その同盟国は、シリア政府(アサド政権)がやったと、決めつけました。

この手法はアメリカ政府は、何度も使いました。

最初に証拠のない濡れ衣を着せます。その後で、たくさんの誤報を流します。最後に武力行使です。

シリア攻撃の前にも、同じ筋書きを、ユーゴスラビアリビアイラクに、使いました。他国干渉の手法を、わが局のイヴァン・ブラゴイ特派員が、調べました。

 

 

 

今日、シリアの周りで起きている事は、2013年の事件と、全く同じです。

その時、ダマスクス市郊外のグタ地区(Ghuta)で、化学兵器が使用された惨状に、全世界が震えました。その時も、アサド大統領の犯行と言われました。

イドリブ県とグタで、事件のその後が、いかに似ているかを、第2ドイツ・テレビ(ZDF:Das Zweite Deutsche Fernsehen)が指摘しました。

 

 

ドイツの中東専門家:ミハエル・リュデルス氏

 

様々な状況証拠から考えて、この毒ガス攻撃は、偽旗作戦のようです。

(偽旗作戦=敵になりすまして行動し、結果の責任を相手になすり付ける秘密作戦)

私たちは、シリアの「アルカイダ」で、最も残忍なジハード主義の「ヌスラ戦線」と、トルコ諜報部との共同作戦であると、推測します。

いわゆる反政府勢力が、化学兵器を所有している事は、2013年には、もう、公の事実でした。さらに、国連調査委員会は、反体制ゲリラが、化学兵器を使用した証拠をつかんでいました。

 

カルラ・デル・ポンテ女史(スイス)

2013年、国連シリア人権侵害調査委員

 

神経ガスサリンもありました。私たちの調査で、シリアの反政府武装勢力が、(サリンを)使用したことが分かりました。シリア政府が化学兵器を使用した証拠は、ありませんでした。

しかし、アメリカとイギリスの諜報部は、反体制派によるサリン使用は、なかったと言います。(アメリカ軍)実践部隊は、グタの悲劇の後、シリア軍施設の巡航ミサイル発射を待機しました。

でも、プーチン大統領が主導した、シリア国内の化学兵器の処分措置で、ミサイル発射は回避できました。

アメリカとNATO諸国は、武力介入の前に、いつも、パフォーマンスをして、嘘の報道を流します。

ところで、国連安全保障理事会の会合で、(ボリビア大使が)コリン・パウエル元米国務長官の写真を見せました。(パウエル長官が)白い粉が入った試験管を、手に持っています。

 

サチャ・ロレンティ国連大使ボリビア

Sacha Sergio LIorenty Soliz

 

この写真は、近年で、最大の嘘のパフォーマンスでした。

2003年に、アメリカが、全世界を、だました時の、写真です。

サダム・フセイン政権が、大量破壊兵器を製造していると、言いました。これがイラク攻撃の理由でした。2003年から今までに、イラクで、大量破壊兵器の製造跡は見つかっていません。でも、それは、どうでもいいのです。目的は、フセイン打倒でした。

パウエル国務長官の試験管は、多くの人が覚えているでしょうが、コソボのラチャク村のアルバニア人虐殺は、忘れているでしょう。

 

(ラチャクの大虐殺 Racak massacre)

1999年に、ユーゴスラビアセルビア)警察による、45人の民間人の殺害が、報じられました。このラチャク事件は、NATO軍によるユーゴスラビア空爆の理由として宣伝されました。

 

 

ゲオルギイ・エンゲルガルト研究員

ロシア科学アカデミー スラブ学研究所

中部・南東部ヨーロッパ現代史部門

 

空爆の後の調査で、分かったのですが、実は、民族解放軍(アルバニア・ゲリラ)兵士の死体を、わざと、ラチャク村に、集めたのです。これはコソボの解放軍(ゲリラ)で、ユーゴスラビア政府軍との戦闘で死亡した死体でした。そのゲリラの死体に、民間人の服を着せました。

民族解放軍(マケドニアアルバニア人組織)

 

 

シナリオは、いつも、同じです。

報道機関か、地元の活動家が悲惨な事件を報告します。

これは、毒ガス攻撃だったり、民族浄化だったりします。

それから、「世界は、黙っていない」と言うキャッチフレーズで、事件の宣伝が大規模に行われます。怒りの世論が起きて、武力介入が、正当化されます。

 

 

モスクワ大学 アジア・アフリカ学部 ウラジミル・イサエフ教授

 

考えてみて下さい。いつも、政権を、倒そうとします。

いつも、必ずアメリカが、その政権を、独裁体制で非民主的と表現します。

そして、すぐに、アメリカの空爆で、その政権を、抹殺しようとします。

それと同時に、必ず、身元の分からない勢力が、登場します。

その勢力は、民主主義の穏健派体制を名乗ります。

そして、その政治方針の通りに行動します。そして、正義のためと主張します。

民間人保護のために、リビア上空を、飛行禁止区域にしました。何を保護したのでしょうか。カダフィ大佐を殺害し、政権を、崩壊させるために。

その後、リビアは、無秩序になりました。平和どころかテロリストが跋扈しています。

何年もたってから、その作戦が、どのように行われたかを、私たちは知ります。

メディアによる宣伝を通じて、世論に嘘の話を、吹聴します。

ユーゴスラビア紛争の時は、アメリカのルーダー・フィン報道社が、宣伝役でした。

今のシリアの状況で、民間防衛隊「ホワイト・ヘルメット」は、大規模な偽情報メディアのような気がします。

世間の目を引くように、有名映画俳優のベン・アフレックジョージ・クルーニージャスティン・ティンバーレイクを起用して、「ホワイト・ヘルメット」は、ノーベル平和賞を獲得しました。

現在、映画「ホワイト・ヘルメット」は、シリア政権の犯罪の糾弾に、何度も利用されています。グタの悲劇の時と、同じです。

注意すべきは、アメリカ国防省が、2014年に、シリアの化学兵器は、全部、廃棄したと発表していた事です。

今回も、証拠の調査をせずに、(アサド政権に)罪を着せるやり方は、全く変わっていません。今回は、実際に、攻撃をしました。

 

イヴァン・ブラゴイ記者

ロシア第一放送 (ベルリン駐在)

2017年4月8日

翻訳:森野剛

 

 

スウェーデン人権擁護医師団の証言

2017年4月7日

映画「ホワイト・ヘルメット」の撮影で、リアルな映像を得るために撮影班が、化学物質で、シリアの子供たちを殺害しました。